サイゼリヤの成功事例から学ぶ【値上げは必ずしも悪ではない】

先日、サイゼリヤが値上げしましたが、それによる思わぬ反響があったため、僕の考えを書いていきます。

この件に関しては、僕自身も新たな発見があり、今後のビジネスに役立てたいと感じたので、ぜひ参考にしてみてください^^

・サイゼリヤの成功事例

まずは、サイゼリヤの成功事例を紹介します。

サイゼリヤは従来、299円や399円などの価格設定でしたが、先日から1円値上げをして、300円や400円という区切りが良い価格に変更しました。

それによって、利用者が「合計金額を1000円にして区切りをよくしよう」という心理が働き、売上が大幅にアップしました。

さらに、サイゼリヤは学生などのグループ利用も多いため、個別会計も通常の店舗より多い傾向にあります。

ですが、値上げしたことにより、個別会計が25%も減少したそうです。
そして、区切りがよい金額になったことで会計時間も30%減少しました。

つまり、サイゼリヤは1円値上げによって、売上がアップし、会計時間も減少したため、かなり良い影響が生まれたということです。

・安くすれば良いという訳ではない

このサイゼリヤの事例から、「なんでも安くすれば良いという訳ではない」ということを改めて感じました。

もちろん、今までにも値段が全てではないということを感じる機会はありましたが、安さを売りにしているサイゼリヤが値上げをしたことによって売上を伸ばしている現状をみて、改めてマーケティングの面白さを感じました。

人間は無意識に区切りの良い数字を好む傾向があるというのも非常に納得できます。

なぜなら、僕もそのような経験があるからです。
実際に会計を1000円ぴったりにしようとしたことがある方も多いはずです。

サイゼリヤの値上げにより、そのような人間が無意識に持っている潜在意識が働き、売上が増加したということです。

従来のサイゼリヤは、代表メニューであるミラノ風ドリアを299円で提供していました。

ここには、200円台でミラノ風ドリアを提供するという安さへのプライドがあったのではないかと思います。

「実際には1円しか変わらないだろ!」と思う方もいると思いますが、200円台と300円台では、「安い」と感じる人の割合が変わってしまうというのも事実です。

また、他社でも300円台のメニューは多く存在するため、サイゼリヤの差別化として200円台のメニューをキープするという意図もあったはずです。

しかし、300円という区切りの良い価格設定することにより、新たなメリットが生まれたという好事例ですね^^

・価格設定もマーケティングセンス

このサイゼリヤの事例からも分かる通り、価格設定にはマーケティングセンスが問われます。

当然ですが、価格設定はターゲット層によって大きく異なります。

また、ターゲット層の平均所得などを考慮しながら価格を決めていく必要があるため、万人に当てはまる明確な正解はありません。

ですが、だからこそマーケティングセンスの見せ所だと思います。

ターゲット層にどのような心理を働かせたいのかを考え、サービス内容や価格設定をしていくことで、ユーザー心理を理解していきましょう。

この過程は非常に難易度が高い部分でもありますが、マーケティングの面白い部分でもあるので、楽しみながら利益を追求してみてください^^

・まとめ

今回は「サイゼリヤの値上げ」をテーマに記事を書きました。

世間的には、値上げは悪いイメージの方が強いと思いますが、企業にとっても利用者にとっても良い影響を生み出す場合もありますので、多角的な視野を持っていきましょう。

今回のサイゼリヤの事例は、僕も学べることが非常に多かったので、今後のビジネスに反映させていきます!!

・最後に

最後まで読んでくれてありがとうございます^^
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