・広告の出稿先
主な広告の出稿先として、「Google AdWords」のGoogle検索広告や「Yahoo! JAPANプロモーション広告」のスポンサードサーチが挙げられます。
これらの検索エンジンは圧倒的な利用率を誇り、高い広告効果が期待できます。
・上限クリック単価の決定
リスティング広告は入札方式なので、キーワードごとに「上限クリック単価」を決めていきます。
上限クリック単価とは、「1クリックに対しての金額上限」を指します。1回のクリックにいくらまでなら払うことができるかということです。
上限クリック単価と広告のクオリティは広告ランクの決定に影響する要素となります。
実際に広告費として支払う額は
ひとつ下の会社の広告ランクを自社の品質スコアで割り1円足した額
となります。
上限クリック単価=実際のクリック単価ではないということはしっかり把握しておきましょう。
自社の上限クリック単価や広告のクオリティが変わっていなくても周囲の状況によって広告費が変動する可能性があるということです。
・キーワードのグループ分け
キーワードは、同じ広告文を出したいグループごとに分けることができます。
キーワードが増えてくると、管理が大変になってしまうので、グループに分けておきましょう。そして、いくつかのグループを「キャンペーン」として分類できます。
・キャンペーン設定
キャンペーンごとに以下の項目を決定していきます。
・予算
・広告を配信するエリア
・配信時間帯
・配信曜日
これらを最低限決めておくことで、無駄に広告が配信されることを防ぐことができます。
また、「除外キーワード」を設定するのもオススメです!
除外キーワードとは、ユーザーが一定のキーワードを入れた際に広告を配信しないようにする設定です。こちらも無駄な広告配信を削減することにつながります。
「goodkeyword」などのツールを使って検索語句を確認してみると、除外キーワードが想定しやすくなりますので、ぜひ実践してみてください!!
・コンバージョントラッキング
コンバージョントラッキングの設定はリスティング広告において、非常に重要なポイントです。
広告がクリックされた回数はGoogleやYahoo! JAPANの管理画面から確認できても、実際にクリックした人が購入や資料請求、問い合わせ等のコンバージョンに至ったかどうかはわかりません。
これらを明確に把握できなければ、本当の意味でのコンバージョンレートを測ることはできません。
そこで、コンバージョントラッキングを設定することによって、どのユーザーがどこでアクションを起こしたのかを把握することができます。
方法としては、購入後に表示されるサンクスページなどに「コンバージョンタグ」を設定しておくのが効果的です。
・チェックも重要
まず、2~3日などの短い期間では広告が実際に表示されているか、審査に落ちていないかを確認しましょう。
そして、1週間~1か月のように期間を伸ばしてコンバージョンレートと広告費が釣り合っているのかを確認していきましょう。
基本的にGoogle AdWordsやYahoo! プロモーション広告から出るレポートをしっかり確認するようにしましょう。
クリック率や平均クリック単価を確認していくことで、キーワードの有効度が測りやすくなるはずです。