今回は、広告運用の基本中の基本である「CVR」について解説していきます。
基本なので、ご存知の方も多いと思いますが、あくまで初心者の方に向けて解説していきます！
・CVRとは？
まず、CVRとはコンバージョンレートの略称であり、顧客転換率を指します。Webサイトにアクセスが発生した場合に、そこからどのくらいの割合が、登録、購入、資料請求などのアクションに繋がったかを示します。
一般的には、サイト訪問者全体に対して何人がコンバージョンにつながったのかを示しますが、母数を変えてコンバージョンレートを算出することも可能です。
例として、サイト訪問者全体ではなく、Webサイトの特定のページを訪問した人に限定してコンバージョンレートを算出する事で、より詳細な数値を把握する事ができます。
つまり、ページ単位で課題の改善に取り組む事ができるので、この方法はオススメです！
いくらサイト訪問者が多くても、それがコンバージョンレートに繋がらなければ意味がありません。
そのため、Webサイトを運営していく場合は、常にCVRを意識しましょう。
CVRはWebサイトを運営するうえで非常に重要な指標です。
・CVRの計算方法
CVR＝コンバージョン数÷サイト訪問数×100
CVRはこのような計算式で求めることができます。
(例)コンバージョン数が500でサイト訪問数が20,000の場合
50 ÷ 20,000 × 100 = 2.5%
この場合は2.5%のコンバージョンレートという事になります。
この数値が高くなるほど、効果が向上していることを表します。
・CVRとCTRの違い
CTRとは、クリックスルーレートの略称であり、クリック率などと訳されることが一般的です。
CTRは広告や検索結果などが表示された回数のうち、実際にその広告・結果がクリックされた回数の割合を示します。
・CTRの計算式
CTR＝クリック数 ÷ 表示回数 ×100
このようにCTRとCVRは全く異なる指標ですので、間違えないようにしましょう。
しかし、CTRとCVRは意味合いとしては似通った部分があるため、サイト分析には併用して役立てる事ができます。
例えば、CTRが低くてCVRが高いという場合は、広告の内容自体はユーザーにあっているものの、広告を表示する場所が適切でないと推測する事ができます。
これが分かれば、さらに明確にサイト改善をする事ができるはずです。
・CVRの重要性
広告運用、Webサイト運営など様々なメディアがありますが、そのほとんどがコンバージョンレートを獲得する事が目的です。
なぜなら、CVRは売上に直結するからです。
サイトを見たユーザーを登録、資料請求、電話問い合わせなどの次のアクションに移行させる事ができなければ売上は発生しません。
つまり、CVRはメディア運営においての最重要項目といっても過言ではない指標です。
CVRを高めるためには、全体数である「サイト訪問者を増やす」というのも一つの方法です。
しかし、直帰率や離脱率に着目して、すでに獲得している見込み客から、さらに多くの割合をCVRに繋げるためにサイト内の改善をするという方法もあります。
そのため、広い視点で分析する事が求められます。
これらの改善を重ねて、サイトを最適化していく事でCVRが向上し、売上が増加するというサイクルを作り出してください！！
