今回は「グロースハック」というワードをテーマにして解説していきます。
「グロースハック」という言葉はほとんどの方が聞いたことがないと思いますが、今の時代に知っておくべき内容ですので、ぜひ最後まで読んでください!!
・グロースハックとは?
グロースハックとは、「サービス品質を劇的に向上させるための一連の施策」を指します。
グロースハックによって成功を手にした企業の中には、Instagram、Twitter、Facebookなど、僕たちの身近な企業でもたくさんあります。
世界中で有名な企業を作り出すことができるほど、グロースハックは強力な手法であることがわかると思います。
これらの有名なSNSを開発した企業は、どれも数年間で劇的な成長を遂げており、それを支えているのがグロースハックという概念ということを覚えておいてください。
このように急成長したサービスの「成長部分」を支えているのがグロースハックという概念なのです。
・グロースハック=マーケティング手法
まずグロースハックとは、概念であり、比較的新しいマーケティング手法であるということを覚えておきましょう。
「グロースハック」は、2010年にアメリカの起業家であるショーン・エリスが提唱したとされています。
提唱されたのは9年前ですが、実際に日本の企業でグロースハックを取り入れる動きが見られる用意になったのは、ここ数年の話です。
そのため、比較的新しいマーケティングの概念であることが分かると思います。
言葉の意味からも連想できるように、グロースハックは「成長するための手法」と捉えることができます。
具体的な施策については、後ほど解説しますが、概念の意味自体は決して難しいものではありませんので安心してください^^
・グロースハックの特徴
グロースハックの特徴として、「売上を増やすことを最終的な目的としていない」ということが挙げられます。
もちろん企業にとって、売上を増加させることは必須ですが、グロースハックの概念を用いる際には、企業そのものの大きな成長を目指します。
つまり、ただ売上を重視するのではなく、サービスや商品における開発側の改善なども行っていき、企業全体のクオリティを高めることが目的となっています。
そのため、アクセス解析やSEO対策などのWebマーケティング施策と共に、エンジニアやデザイナー、プロデューサーなど開発側の様々な施策も行っていきます。
また、企業のビジョンとして、5年後、10年後を見据えてグロースハックを取り入れている企業もあります。
つまり、グロースハックを取り入れている企業は、他の企業とは異なるビジョンを持っているということです。
・グロースハックのフレームワーク
グロースハックが使うフレームワークとして有名なものが「AARRR」(アー)というものがあります。
AARRRは「スタートアップ・メトリクスモデル」とも呼ばれ、スタートアップ企業を大きく成長させるために考案フレームワークです。
AARRRは、5つの項目に分かれているため、それぞれ解説していきます。
◎AARRRの5項目
・A:Acquisition(獲得)
・A:Activation(有効化)
・R:Retention(継続)
・R:Referral(紹介)
・R:Revenue(収益)
まずは、ユーザーの全体数を増やす。(獲得)
↓
そして、獲得したユーザーをファン化させる。(有効化)
↓
ファン化させることにより継続的に商品やサービスを利用してもらえるようになる。(継続)
↓
そうするとファン化したユーザーが知り合いに口コミなど商品やサービスを紹介してくれるようになる。(紹介)
↓
最終的にユーザーがさらに増え、企業の収益が増加し、企業全体の成長に繋がる。(収益)
簡単に説明すると、AARRRは、このような流れを見込んだスタートアップ企業のためのフレームワークということになります。
・まとめ
グロースハックという新しいマーケティングの概念について理解していただけたでしょうか?
グロースハックを知らずに企業を育てようとするのは、非常にもったいないことですので、最先端の知見を持った状態でビジネスに挑みましょう!
また、企業だけでなく、個人でビジネスを行なっていく際にもグロースハックは活用できると思います。
長期的な目線を持ってビジネスに取り組むことで、今までとは違う考え方が生まれるかもしれませんので、ぜひ取り入れてみてください!!