【PDCA】-知ってそうで知らない本質-

今回のテーマは「PDCA」です。
何かしらのビジネスに取り組んだ経験がある方なら、ほとんどの方が耳にしたことがあると思います。
ですが、PDCAを徹底できていますか?
PDCA自体は知っていても、ほとんど実践できていない方は非常に多いと思います。
なぜ、ほとんどの人が実践できていないのか?
それは正しくPDCAを認識できていないため、行動に反映させることができていないからです。
そんな方のために今回は PDCAについてしっかり解説していきたいと思います!

・PDCAとは?

PDCAはマネジメント手法のひとつとされており、アメリカのウィリアム・エドワード・デミング博士とウィリアム・シューハート博士が提唱したことにより、生まれました。
「PDCAサイクル」とも呼ばれ、ビジネスを効率的に進める上での重要な指標として世界で広く普及しています。
PDCAサイクルとは、4つの項目の頭文字をとって名付けられました。
Plan(計画)
・Do(実行)
・Check(評価)
・Action(改善)
これらの4項目を順番に実行し、その都度改善しながらビジネスのサイクルを回していくということを指しています。
次項でそれぞれについて解説していきます。

・Plan(計画)

まずはじめに計画を設計します。
職種により異なる部分もありますが、目標売上、サイクル期間、見込み売上、経費上限など具体的な数値を決定しましょう。
これまでの問題点、それに対する解決策なども計画の段階で明確にしておきましょう。
ここで重要なのは、実行する期間を明確にすることです。
例えば、3ヶ月で売上600万円を達成するという目標立てたとします。
その場合、以下のようになります。
3ヶ月:600万円
↓ ÷3
1ヶ月:200万円
↓ ÷20
1日:10万円

このように時期と金額を明確化することによって、1日あたりの目標金額まで算出できるようになります。
これは業務計画を立てる上で非常に重要なので、必ず行うようにしましょう。

・Do(実行)

業務計画に沿って、実行していきます。
実行段階で必要なのは、実行したアプローチを詳細に記録しておくということです。
具体的なアプローチ方法を記録しておくことにより、どのアプローチが良かったのかが明確になります。
これを記録しておかないと、次回の取り組みに生かすことができません。
また、実行段階の社会情勢にも注目しておきましょう。
社会情勢がビジネスに大きな影響を与えるということは、往々にしてあり得ます。
考えられ様々な原因を記録しておき、より詳細な分析ができるように心がけましょう。

・Check(評価)

計画に沿って、業務を実行できていたかどうかを評価します。
あくまで数値を元に客観的に判断する必要があります。
稀に「頑張ったから計画通り実行できた」という判断をしてしまう人がいますが、そのような抽象的な内容をもとに判断してはいけません。
あくまで重視するのは売上などの数値です。
ここで頑張ったかどうかという観点は必要ありません。
売上が伸びていれば頑張った、売上が伸びていなければ頑張れていなかったというように判断するようにしましょう。
ここで甘い判断をしてしまうと、結果を次回に生かすことができません。

・Action(改善)

評価段階で結果をもとに、具体的にどのような改善をすれば良いのかを考察します。
改善段階では、どのような施策をすれば、どれだけの改善が見込めるのかを数値を用いて検討する必要があります。
ご存知の方も多いと思いますが、ビジネスは基本的に数値を重視する習慣をつけましょう。
売上を上げるというのはシビアな戦いになります。
そこで、「頑張った」という個人的な精神論を持ち出してしまうと、結果の改善に繋がりません。
そのため、具体的な改善策を出すために数値を重視しましょう。

・なぜうまくいかないのか?

PDCAを実践しているつもりでも、なかなかうまくいかないという方も多いはずです。
それはなぜでしょうか?
答えは、全ての行程を徹底できていないからです。
PDCAはビジネスの業績を向上させるために考案された手法です。全行程を徹底的に突き詰めて実践すれば、自ずと業績は上がるはずです。
・計画を1日単位に細分化できているか?
・アプローチに工夫はあるか?
・精神論で片付けていないか?
・数値に執着できているか?
まだまだありますが、最低限これらを追求するだけでも売上にプラスの働きを及ぼすはずなので、まずは実践してみてください!!

・まとめ
PDCAについて解説してきました。
ビジネスにおいて売上を達成するというのは非常に重要なことであり、日々意識するべきことでもあります。
それを少しでも効率的にするための手法がPDCAサイクルです。PDCAサイクルをただ取り入れるのではなく、計画と結果を常に明確にして、サイクルを回していくことで業績の向上に繋がります。
世の中の企業には、PDCAサイクルを取り入れただけで満足してしまっている企業がたくさんありますPDCAを徹底的に追求することができていないからです。
あくまで数値にこだわり、明確な改善を施していくことで、はじめて業績の向上に繋がりますので、これを忘れずに実践してみてください^^

最新情報をチェックしよう!