先日、「吉本興業とUUUMが業務提携する」ということが発表されました。
これはテレビ業界とYouTube業界の大きな架け橋となる出来事であり、ビジネスとしても非常に学ぶことが多いと思いますので、僕の意見を書いていきます!
・なぜ注目の業務提携なのか?
吉本興業とUUUMは4月28日に資本業務提携を締結し,吉本興業に所属するタレントのYouTubeチャンネルをUUUMと共同で運営していくことを発表しました。
つまり、お笑い業界トップの吉本興業とYouTube業界トップのUUUMが共同で業務を行っていくということです。
現状、コロナウィルスの影響もあり、テレビ撮影が困難になっているため、YouTubeなどを通して個人で発信していくのが最適な手段となっています。
テレビとYouTubeでは、同じエンタメ業界であっても、視聴者層が異なり、テレビで人気だからといって、YouTubeでも人気になるとは限りません。
そのため、吉本興業としてもYouTubeの知見がないと、参入していくのも厳しいという一面もありました。
そこで、YouTube業界ロップのUUUMと提携することにより、案件や共有したり、お互いのファンをシェアしたりという試みがなされることになったということです。
業界トップ同士が提携し、業界を牽引する形となるため、様々なメディアも注目しています。
業務提携第1弾として、HIKAKINとカジサックがコラボしました。
HIKAKINは言わずもがな圧倒的人気を誇るトップYouTuberです。
そして、カジサックはお笑いコンビ「キングコング」の梶原さんのYouTubeチャンネルです。
今後の動向もかなり楽しみですね^^
・2社の提携から学ぶこと
それでは、吉本興業とUUUMの提携からなにを学べるのか?
業界トップであっても、「常に最適な選択をする」ということです。
僕は今回の提携はビジネスとしても、非常に有効な取り組みだと感じています。
特にテレビ業界は、様々な派閥や軋轢などがあることで有名な業界です。
そして、近年YouTubeやNetFlixが爆発的な人気を誇っているため、視聴率が低下しているテレビ番組も多いはずです。
テレビ業界にはテレビ業界として築き上げてきた伝統や文化、プライドがあると思います。
それでもビジネスとして、この不況を乗り越えるために、実績があるとはいえ、まだまだ歴史も浅いUUUMと業務提携をするという判断は、英断だと思います。
つまり、プライド云々ではなく「状況に応じて最適な判断をする」ということは、どのビジネスにも応用できる、学ぶべきことだということです。
・ビジネスにプライドは不要
僕がこれまでビジネスをしてきて、プライドを全面に出して、良い方向に進んだ経験は一度もありません。
僕は、プライドには必要なプライドと不要なプライドがあると思っています。
必要なプライドとは、自分自身のブランディングやパフォーマンスを維持するためのプライドだと思います。
役者やYouTuberなどが、それぞれの個性を維持するために、妥協してはいけないというプライドです。
これは必要だと思います。
これ以外のプライド全般は不要だと思います。
立場上のプライドなどは基本的に不要であり、無駄にプライドが高いと業務が円滑に進まなくなります。
そして、人間関係が悪化することにも繋がります。
僕が最もプライドが不要だと感じる理由は「プライドと業績は無関係だから」です。
これはあくまで不要なプライドの場合です。
例えば、社内で仕事を進めるにあたって、無駄なプライドを持っていても、それが業績に良い影響をもたらすことに一切繋がらないため、ストレスでしかないと思います。
つまり、売上を伸ばすために不要な要素はどんどん排除して行った方が効率的だということです。
吉本興業とUUUMの業務提携から、僕はこんなことを感じました^^
参考までにどうぞ。笑
・まとめ
今回は「吉本興業とUUUMの業務提携」からどのようなことが学べるか、僕の意見を書きました!
YouTubeがレッドオーシャン化している中で、どのような取り組みが見られるか非常に楽しみです^^
トップ企業が提携する際には、どのような目的があるのか?などを考えるようにしてみると、かなり勉強になると思います。
規模が大きいというだけで、考え方としては十分に個人単位に置き換えることができると思うので、ビジネスに応用してみてください!!