緊急事態宣言が解除された現在、「居酒屋閉店ラッシュ」が起きています。
コロナショックにより、営業自粛を強いられてしまった飲食店が相次いで閉店しているという現状がニュースになっており、今後どのような分野に影響が出ることが予想されるのか?
など僕の意見を書いていきます。
・居酒屋閉店ラッシュ
コロナショックを機に、ワタミが大規模な閉店という方針を示しています。
【ワタミが60~80店規模の閉店へ、コロナで居酒屋閉店ラッシュ】
ワタミのような大手チェーンであっても、大規模閉店を行っているということは、小規模な個人経営の居酒屋はコロナショックによって、かなりの数が閉店していることが予想されます。
外食産業は、外出が自粛されていた環境下で売上を出すことが出来ずに、家賃などの経費がかさんでしまう結果となり、大幅に赤字となってしまう店舗も非常に多かったでしょう。
居酒屋閉店ラッシュという言葉がTwitterのトレンドにも上がっており、コロナショックを感じずにはいられないという感じです。。。
Twitter上では、居酒屋が閉店するという事態に喜びの声を上げている方も見られましたが、この事態を短絡的に捉えてはいけません。
飲食業界が大幅に景気が悪くなっているということは、これからどのようになるのか?を考える必要があります。
・影響が出る分野
まず、居酒屋閉店ラッシュの影響が及ぶ分野としては、卸売業者などをはじめとする食品分野が挙げられます。
これらは大手チェーンをはじめとする居酒屋に対する納品によって売上を発生させていた業種は、納品先がなくなるので、売上が大幅に減少するでしょう。
そして、全国各地の飲食店が続々と潰れていけば、土地もどんどん余るので、不動産業界にも影響が懸念されます。
現時点でこれだけの閉店が発表されており、今後さらにコロナショックの影響が露呈することも懸念されます。
一部ファミレスでも営業時間縮小を継続する意向が発表されるなどの変化があるので、居酒屋は今後さらに経営が厳しくなるかもしれません。
また、今後は飲食業界全体の売上が伸びないことが懸念されることについて、簡単なロジックを説明します。
国民全体の所得が減少
↓
節約を考える
↓
外食しない
↓
自炊する
コロナショックにより、国民全体の消費が減少傾向にあるため、その影響が顕著に表れているのが飲食業界だと思います。
・居酒屋閉店ラッシュから学ぶこと
居酒屋閉店ラッシュという事態から学ぶべきことは、「固定費の恐ろしさ」です。
基本的に、固定費が高ければ高いほど、ビジネスのリスクは高くなります。
固定費の中でも特に注意すべきは家賃です。
家賃はそこに住んでいる限り、半永久的に発生します。
これは店舗でも同様です。
固定費と売上のバランスを考えて、土地を選ぶ場合がほとんどですが、仮に売上が0になったとして、どれだけ保つのかを考えておく必要があります。
今回の緊急事態宣言は2ヶ月前後ですが、2ヶ月前後売上が止まっただけで、これだけ多くの企業が倒産するということは肝に銘じておきましょう。
しかし、僕はここで、いかにビジネスが難しいかということを言いたいのではありません。
どのような企業が倒産したのかに注目して欲しいのです。
ほとんどが固定費が大きい企業だと思います。
固定費が大きければ大きいほど、ビジネスに不利になる場合がほとんどです。
逆に、固定費が少なければ、より柔軟にビジネスを行うことができます。
個人規模でビジネスを行う際は、できるだけ固定費を下げた状態にしておきましょう。
固定費を下げるだけで、一気にビジネスに安定感が生まれます。
コロナショックによる居酒屋閉店ラッシュからも学べることはあるので、教養にしましょう。
・まとめ
今回は居酒屋閉店ラッシュについて、僕の意見を書きました。
コロナショックの影響は今後も拡大していくことが懸念されます。
不景気をどのように切り抜けていくかは、知識の差が如実に表れる部分でもあるので、適切な知識を身につけていくことが重要です。
今後もネガティブなニュースが相次ぐと思いますが、失敗から学ぶことはたくさんあります。
そして、それを活かせる人間はほんの一握りしかいません。
せっかくニュースを見るなら、それを無駄にしないでください!
ビジネスに関する知識は誰しもが持っておくべき知識だと思いますので、引き続き購読してもらえると嬉しいです^^